最近現場でよく見かけるのが、ピンなしのワンタッチソケット。
変換アダプターを使用せずに直接インパクトレンチに使えるスグレモノ。
お店ではあまり見かけないものだったので調べてみますと。。。。
正式名はQC(クイックチェンジ)ソケット。
イチネンMTM(旧イチネンミツトモ)のマストツールというシリーズのようです。
私がS造の鉄骨現場で働いているからかもしれませんが、
まわりにいる鳶職人はインパクトドライバーよりもインパクトレンチが主流になってきています。
インパクトレンチでも変換アダプターいらずイチネンワンタッチソケット
インパクトレンチの難点といえば、ソケットの交換。
ソケットのピンがはずれないようにビニールテープで巻いたりとソケット交換にはひと手間かかります。
この一手間がけっこう難儀するんですが。。。。
このワンタッチ、クイックチェンジのソケットは
従来のピンタイプとは違い、変換アダプターを使用することもなく、
インパクトドライバーと同じ手軽さで直接ソケットを交換できるすぐれもの。
ソケットの種類も豊富なラインナップがありますが、
鉄骨鳶が建方をするのでしたら
17×21,27×32, 32×36, とこの三種を持っていれば、ほぼ困りません。
また、鉄骨一式工事や鍛冶屋など鉄骨工でしたら
24×30, 27×32, 32×36, の三種があれば、かゆいところに手が届きます。
壊れても外れないイチネンMTMワンタッチソケット、クイックチェンジ
鉄骨鳶必需品イチネン32×36インパクトレンチソケット使った感想
半年ほど実際に使用した感想ですが、
ピンソケットのように、接合部が壊れてソケットが落ちるということはなく、
頻繁に付け替えていましたが、クイックチェンジ部分が壊れることもありませんでした。
しかし、トルクをかけてガンガンに締め込むような使い方で酷使をしていると
インナースライドの32が割れてしまいました。
インパクトレンチでスプライスとのハダ空きを強引に寄せるような使い方や
合成ジョイントのTCやハイテンを継続的に締め続けるなど、
ソケットを酷使するような作業には向いていないかもしれません。
また、インパクトレンチの締込む振動で
外スライドの36部分が引っ込みやすくもなりました。
足場鳶におすすめイチネン17×21インパクトレンチソケット感想
17×21に関しては足場専門の鳶さんに使用してもらい感想をききました。
こちらも同様に、接合部がこわれることはありませんでした。
耐久性としては半年ほどでコマの山がすり減り若干すべりだしたようです。
インパクトドライバーのビットタイプやレンチのピンタイプと比較しますと、
接合部が折れたり外れたりしないので、落下防止の手間がかからず、
結果的には長く使えてコスパがいい!と喜んでもらいました。
こんなに便利なのに、東京都内の工具やホームセンターなどのお店で
店頭販売しているのをほとんどみたことがありません。。。
見かけた方はコメント欄に情報いただけると嬉しいです。
追記
アマゾンにはイチネンMTM公式ページがあるようです。
⇒【アマゾン】イチネン公式サイト
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